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沖縄県糸満市 『健児の塔』 H13,2,15

塔という名が付いていたので、小さな銅像があるのを見たときは驚いた
この彫刻家が表そうとしたものを、線で表すしかないだろうと思った
余計なものは一切いらない
なぜならここは、人によって人が、永遠に苦しめられる場所だからだ


「健児の塔」
第2次世界大戦中、沖縄において鉄血勤皇隊として戦った県立一中(現在の首里高校)の生徒たち、職員たちを祀った慰霊碑。鉄血勤皇隊は、陣地構築、通信、伝令、弾薬や食料運搬に働いた。約800名余りにも及んだ犠牲者を偲び、碑を1940年に建立して、世界の恒久平和を願い続けている歴史深い場所。


2月15日 晴れ 朝」ホットケーキ 昼」そば 夜」皿うどん

 水平線上に雲があって日の出前の朝焼けは見られなかったが、そのあと雲から太陽が出てくるときに良い感じになった。絵を描き終わってから出発し、平和祈念公園へ向かう。
健児の塔を描き終わった後、黎明の塔へ上ってみたら良い眺めだったので夕陽はここから描くことに決める。

黎明の塔のすぐ下に東屋のようなものがあったので、警備員に許可をもらって夕方人が少なくなってからテントを張り、早めに夕食を食べ、夕暮れに備える。
そして日没前から描き始めるが、描くものが多すぎていつものように今一歩作品にまでのレベルに達しなかった。
そこで今日はすぐに、まだはっきり印象が残っているうちに今描いたのをもとに書き直ししてみた。
これがなかなかうまくいったと思う。用紙が大きければ大きいほど描くのには時間がかかる。これはどうしようもない。