福島県楢葉町 『日没後の空』 H14,8,3(H14,7,30)
日暮れ時、日没後の空、
なぜか懐かしい、日本の夏の空がそこにある
7月30日 雲りのち晴れ 弱風 いなりずし、トマト、キュウリ、グレープフルーツ。ラーメン。まぐろ味付けフレーク炊き込みご飯、味噌汁。
今日の朝も7時ぐらいまですごい霧だった。それまでテントは濡れていた。
昨夜もらった物を整理してパッキングし、9時前に出発した。
海側の細い道を迷いながら南へ下り、双葉海浜公園に11時過ぎに着く。
ここで昼を食べるところを探して歩いていると、伊東さん(昨夜テントを張ったところで知り合った人で、夜自分のためにバーベキューをしてくれた人)
が来ていた。
驚いていて聞いてみると、「たぶんこのあたりにいると思って来て見た」という。ちょうどいいから絵を見せようと思ったら、「すぐ仕事に戻らないといけないから」と言って少しだけ見たあとすぐに立ち去った。
そしてまたジュースやようかん、インスタントラーメンなどをくれた。何でこんなにもしてくれるのかわからない。
1時頃にそこを出発し、また南へ下る。ローカル道を選んで走っていたが、だんだんややこしくなってきたので一度国道6号へ出る。
それからまたローカル道を走って小さな灯台などに寄り道をし、また国道に出る。
そして天神岬へ向かうためにまたローカル道に入るが、さらに道はややこしく、人に地図を書いてもらった。
ローカル道はけっして平坦ではなく、けっこう疲れた。天神岬のすぐ北側の海岸に着いたのは4時過ぎで、ここの海は一目見て気に入った。大きくはないが綺麗な波が打ち寄せていて、数人のサーファーが遊んでいた。
クリームソーダー色した海で、映画のエンドレスサマーを思い出すような形のいい波が静かに立っていた。
サーファーのうちの一人だけすごく上手かった。ボードの上で歩いたりして実に波と楽しそうに遊んでいた。
ここは日陰がなかったので5時半ぐらいまで時間をつぶしたあとテントを張り、それから7時過ぎまで西の空の絵を描いた後に食事をした。
梅雨明けしてから始めてまともな夕日が見れた。今日は誰も花火をしには来なくて静かだった。少し霞んでいたが星も見れた。