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 神奈川県葉山町森戸神社 『葉山灯台』 H14,10,25

海の上にある小さな灯台
大きな灯台よりこっちの方が、私は心魅かれる
いいものに大小は関係ない
絵も同じだと考えている



10月25日 はれ時々雲り 中風 パン。お好み。ご飯、味噌、さんま。

 今日の朝一枚絵を描く。水平線上には雲がかかっていて、太陽は遅目に顔をだしたが良い感じの色で空間を染めていた。絵はその前に描いたのでこのときは描いていない。
8時半頃出発、国道134で鎌倉へ向かう。途中海浜公園で洗顔、洗髪、洗濯をする。

途中から江ノ島を見ながら海沿いを走る。七里ケ浜からは国道は海沿いを走っていた。
10年も前に車で何度か走った道を自転車で走り直すなんて考えもしなかった。
昼食は海沿いに細長くあった小さな公園で食べ、休憩してから逗子市へ向かう。スーパーで買い物をしたあと国道から県道へそれて南へ向かう。

目的地より少し北に神社があったので立ち寄ってみたら、そこの西の端からの海の景色がすごくよかった。
大小の岩が海に散らばっている中に小さな灯台と小さな鳥居があった。
数人のグループが絵を描いていた。迷うことなく今日はここで夕日の絵を描くことに決めた。
明日はまた雨らしいが今日の夕方は綺麗に色がでそうだったのでかなり期待した。

実際は期待したようなすべてが黄金に包まれるか、オレンジ色に包まれるような景色にはならなかったが、今までに自分が得てきたものを出した絵となった。
描き終わった時はもう暗く、それから傾斜があるがあまり人目につかない所にテントを張った。
明日朝一番に南の方へ移動するつもりだったのでフライシートは張らずにいた。
しかし食事の準備をしながらラジオの天気予報を聞いていたら、昼前からの雨は朝からの雨に変わっていた。

食後フライシートを張る。ここからの夜景はものすごくよかった。
後ろは松の間から半月が光り輝き、右側はすすきの穂と、湘南の明かりが帯状に繊細に輝き、目の前は小さな灯台の控えめな光が海を照らし、左手にはおそらくホテルやレストランだろうと思われる建物の明かりが海に歪んで反射していた。
気温はだいぶ寒くなったが風がほとんどないおかげで、外でコーヒーを飲みながら夜景を楽しんだ。
あと、ここからは江ノ島が絵を描くのにちょうど良い大きさで見れる。
夕方灯台の絵を描く前に江ノ島側のほうが良い色に染まっていたので、急いで空と海の色だけ付けた。
あとで江ノ島やその他を描き足さないといけない。