岩手県田野畑村 『北山崎の眺望』 H14,6,4
期待を裏切らないその景観
自然の造形力に、改めて畏怖の念を抱く
6月4日 晴れ一時にわか雨 弱風 ぱん。そーめん炒め。シーチキンシチュースパ。
あさ3時過ぎに目が覚めると、奇麗なグラデーションで空が染まっていた。でも今までに何回か描いているので絵を描く気はしなかった。
もう少し待って、薄紫色に染まってから描く。
食事をしてパッキングを済ませ、朝の絵を描き直してもまだ8時前だった。
トイレで洗顔などを済ませたあと8時半に出発。国道45に戻り、田野畑村で一般道路に入る。
急坂、急カーブの坂を駆け降りて海岸近くの県道44へ出る。ここまでの道も、やはり坂ばかりだったが、この先にある弁天岬の前後あたりにも急坂があった。
標高80mぐらいのを上るとまた下まで降り、その次は標高200mまでの急坂だった。これが岩手県で最後の難関だろうと思い、気合いを入れて上った。さすがにきつく、一度休憩をいれる。
北山崎に着いたのは11時過ぎで、景色はよかった。写真で見る構図とは大分違うが、展望台は他にも2カ所あったから昼食のあとに行ってみた。
着いてまずビールかまたはアイスクリームを買いたくて売店へ行ったけどビールは高く、チョコバーのような普通のアイスはなかったので、地元で作っている牛乳を買って景色を見ながら飲む。
そのあと東屋で昼を食べ、他の展望台を見て回る。
空はしだいに雲ってきて、海の色もあまり出ていなかった。しばらく待っていたが空は回復しそうになかったので、場所を選んで描き始める。
途中、にわか雨で中断することになったが、その雨が止んだあと奇麗な二重の虹が見れた。
結局描き終わったのは6時過ぎだった。描き始めが何時だったかわからないが、かなり時間が掛かったことは確かだ。
絵を描いていたのは階段を下に降りた所だったが、上にあがると誰も人はいなかった。少し奥まった所にテントを張り、遅い夕食にする。
そこは木に囲われているので視界は良くない。今日はなんだか蒸し暑く、夜になると蚊がたくさん出てきた。10匹近く殺しただろう。
食後のコーヒーを飲んでいる頃に遠くの空が定期的に雷のせいで光っていた。それはゆっくりと移動していた。
昼描いた絵はかなり苦労して描いたが、いまいちだった。透明水彩だけを使って岩肌を表現しようと努力したが、透明水彩の限界を少し感じた。
それなりに良い感じの表現はできたが、今一歩何かが足りない。