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大分県杵築市奈多海岸 「元旦の海」 H13,1,1

空も海も浜辺も、すべてが静かな元旦だった
海にある小さな鳥居、いかにも日本の元日だった


1月1日 曇り時々晴れ

 昨日は大晦日を迎える準備を万端にして大晦日を迎えた。こんなのは初めてだ。四年ぶりに日本で大晦日を迎える。年越蕎麦を作っているときに零時を迎え、そのあと後ろにある奈多八幡社で初詣をした。
そこで昔から伝わる劇のようなものを見た。竜を退治する物語で、お面を付けて踊りで話を表現をする。
これがなかなか良く、引き込まれてしまった。

それが終わったあとはつきたての餅をもらい、一つはそのままで食べ、もう一つは焼いて砂糖醤油で食べた。
これこそ日本の正月を迎えるという大晦日だった。

それから少し寝て、夜明け前に起きる。
浜辺は初日の出を見ようと夜を明かす人たちのたき火があちこちにあり、不思議で幻想的な光景だった。
こっちはダウンのシェラフに入っているから全然寒くなく、コーヒーをいれ最高の状況で初日の出を見た。

絵はうまくいかなかったが、綺麗な初日の出だった。
今日は一日ここに居て絵を描いたり、酒を飲みながら音楽を聞いて、海を見たりした。
天気は良く、気温のわりには風がないぶん暖かく感じた。
穏やかで静かな一日だった。にぎやかな正月も良いだろうけど、こういう正月も良いと強く感じた。
さて、明日からまた旅が始まる。良い絵が描けますように。