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高知県室戸市西の川河口 「日没後の空」 H14,1,5

日没後、風に揺れる草がある
何気ない光景だが、やけに心を捉えて放さなかった


1月5日 晴れときどき雲り 強風 パン。シチューチャパ。鯖缶マカロニ。

 朝焼けはなく、朝日もあまりよくなかった。早めにテントを畳み、頭を洗う。
幸いに今日は暖かかったのですぐに乾いた。
室戸岬までときどき風が強かったが、岬は半端じゃなかった。ゆっくりするつもりだったが、とても落ち着いていられないので風の弱いところを探して、早めに昼にする。

昼から西側を走るが、向かい風にかなり苦しめられた。テントを張れそうな海岸はいくつもあったが、風のせいで他を探す。着いたのは西の川という川の河口だった。
風の弱そうなところがあったのでそこに張るつもりで夕方まで待った。そして絵を描き終わったら風がほとんどなくなったので近くの草の上にテントを張り、食事前にもう一枚絵を描く(上の絵)。
上にかかっている橋のオレンジ色の照明が草むらを照らし、星の輝いている濃い空との対比が奇麗でテント入り口を網にしたまま寝るときまで眺めていた。