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富山県氷見市阿尾城跡 『靄と唐島』 H13,10,21

城跡に来てみたが、描きたいと思うものがなかった
海の向こうにふと目をやると、海上から靄(もや)がたちこめ、大地にからんでいる
あの靄をなんとか表現できないものか?
その第一歩をこの絵で踏み出すことができた


10月21日 曇り パン。菓子パン。餃子、トマト、チャパ入り味噌汁。

 朝は残念ながら曇って朝焼けはなかった。絵は描かずに8時半に出発する。
9時少し過ぎに阿尾城跡に着く。城跡そのものは他の城跡と同じで何もなく、代わりに神社が立っていた。
とても絵を描く気はしなかったが、そこからの眺めが良く、唐島の向こう側には靄がかかっていたのでこれを描くことにした。

10時15分まで絵を描き、良いものが描けた。今日はこれ一枚で十分と思えるものが。
実際今日はこれ一枚しか描いていない。

10時半にそこを離れ高岡市に向かう。が、その途中に大きめのスーパーがあり、そこで買い物をしていたら12時近くになった。
それから島尾海岸の方へ行き、そこで静かな海を見ながら昼にした。

買いたい物は他にもあり、図書館にも行きたかったが、時間が遅くなったし空模様も怪しい感じだったので高岡市内には行かずに庄川沿いを河口から走った。
なかなか良い所がなく、特に絵を描きたいと思うようなところがなく、上流の中田橋の所まできた。
ここからは立山が邪魔されずに見えるし、庄川もここまでくると細くなって捕らえ易い。
橋のたもとに公園があり、そこで水を補給してから河原にテントを張った。

此処まで来る途中あちこちで祭りをやっていたし、夜は花火やら音楽が聞こえていた。
明日は雨らしく今日の夜はそれほど寒くない。ここで川の良い絵が描ければいいが。