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新潟県上越市直江津海岸 『海上の朝』 H14,5,6

目の前には何もない、だから何もないところを描こうとした
そして絵になったものを見て驚いた
絵にして初めて、そこに空間があることに気付いたのだ
そこには、絵になるためのすべてが揃っていた


5月6日 強風 晴れ パン。そば。ミートスパ。

 朝は久しぶりにレインボーカラーの空を描いた。色はうまくいったが半島が良くなく、次に淡く染まった空と海を描く(上の絵)。
4時に起きて絵を描いていたからずいぶん時間があって、ゆっくり準備をしても8時半に出発できた。

走って間もなくトイレがあったのでそこで洗顔や歯磨き、洗い物などをして9時に再出発する。
国道8より海側の道を走ったが海は見えず、また小さな坂がいくつもあって以外と疲れた。

柿崎町に11時前に着き、海岸で昼にする。風が強かったのでトイレの横で作って食べたが、ここのトイレが思いっきり臭いし、おまけに高い金を出して買ったそばは大分痛んで酸っぱい匂いを放っていた。匂いだけならいいが麺そのものがくっついて団子状になっていて、剥がそうとするとぶちぶちちぎれ、もはやそばではない異様な食べ物になってしまった。

食事のあとここから見える北アルプスを描く。が、なぜかあまり気合いが入らないし、長野県で得た技法の繰り返しだったので面白くなかった。

1時前にそこを離れ、8号線に合流し柏崎市へ向かう。国道8もアップダウンがあり、楽ではなかった。
2時過ぎに御野立公園に着く。ここにある展望台からの眺めは確かにいいが、絵にする対象となるものがない。
夕方米山という山の絵を描き、夕日があまり良くなかったのでまたこの山の上の空を描く
。明日から天気が崩れるらしい。